家づくりの道のり④~建て方工事・上棟編~
建て方(たてかた)の建築工事の流れ
写真:坂井建設施工写真
建て方とは、土台、柱、梁と施工していき、
棟上げするまでの工程をいいます。
写真:坂井建設施工写真
まず、1階部分の土台の上に柱を立てていきます。
土台から2階の天井部にある軒桁まで通す柱が「通し柱」で、
土台から2階の床部にある胴差までの柱が「管柱」です。
この胴差から軒桁までの柱も管柱です。
ちなみに、柱の間にある細い柱のようなものは「間柱」といい、
柱の二つ割りの寸法になります。
写真:坂井建設施工写真
土台と柱は、ホールダウン金物やアンカーボルト、L字金物で
緊結します。
写真:坂井建設施工写真
サッシが入る位置には、窓の枠組みを作ります。
窓の上端の部分が「窓まぐさ」、下端の部分が「窓台」です。
写真:坂井建設施工写真
そして、胴差や梁といった横架材で、
柱と柱を水平方向につないでいきます。
このとき、柱と梁は「羽子板ボルト」でしっかりと留めます。
写真:坂井建設施工写真
1階では「仮筋交い」を設置しておきますが、
次の工程に進む前に、柱の垂直を確認して傾きを直し、
仮筋交いも調整しておきます。
写真:坂井建設施工写真
次に、2階の構造用合板(剛床)を張っておいてから、
2階部分の胴差から軒桁までの管柱を設置していきます。
2階の柱を立てれば、桁や梁といった横架材で
柱を水平方向につないでいきます。
写真:坂井建設施工写真
2階の天井部の梁から上に、
小屋束・母屋・垂木・火打ち梁・棟木、野地板と設置していきます。
これらを小屋組といいます。
棟木まであげれば、上棟です。
(※上記の工程は、現場によって異なることもあります。)
次回は、外壁工事・防水工事をお届けします。