大工魂ブログ
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外観で失敗しないために、絶対に知っておきたい壁材5選 ~その2~

前回は、5つの内の

サイディング(窯業系サイディング)

ガルバリウム鋼板(金属系サイディング)

を紹介しました。今回は残りの3つを紹介します。

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○木材(木質系サイディング、羽目板)

木材

木材は家の中だけでなく、外壁にも使う事ができます。

 

外壁に木を使う場合、このようにアクセントとして使う場合が多く、

雰囲気の良い趣のある家になります。

(木を使う場合、幅広の物は避けた方が無難です。

山小屋みたいな見た目になってしまいやすいです)

 

外壁に木を使う場合の注意点としては、建築基準法上、

家の外壁に木をどこでも自由に使える訳ではなく、

場所によっては木が使えなかったり認定を取っている木製サイディング

(天然木のサイディング)でないとダメな地域があるので注意が必要です。

 

また、木は定期的なメンテナンスが必要な素材です。

何もせずに放っておくと灰色に変わってしまいます。

(公園の使われていないベンチみたいな感じです)

 

特に外で木を使う場合は、できるだけ腐りにくい木を使ったり、

水が溜まらないようにしておくのもポイントです。

 

木の柔らかい雰囲気を取るか、それともメンテナンス性をとるかをしっかり考えた上で、

外壁に木を使かどうか決めるのが重要なんですね。

 

 

木を外壁に使い、きちんとメンテナンスされた家はとても素敵です。

 

 

 

○塗り壁

塗り壁

塗り壁はサイディングのように仕上げ材を張るのではなく、塗って仕上げる外壁材です。

 

塗り壁には、樹脂製の塗り壁や、漆喰のような天然素材の塗り壁もあります。

塗り壁の場合の色味の特徴として、樹脂製の塗り壁は様々な色があり、

天然素材の物は色の種類はあまり多くありません。

 

また、塗り壁の色の特徴として、真っ黒など濃い色はつくるのが難しいという

特徴があります。

 

仕上げは塗り壁で模様を付ける事もできますし、金額を安く抑える場合は

吹き付けという方法もあるので、予算と見た目に応じて調整する事ができます。

 

また、サイディングのように継ぎ目ができることはないので、

外壁の表面が奇麗な面として見えるのも、塗り壁の大きな特徴です。

 

注意点としては、窓の縁の部分など汚れやすい場所は目立ちやすいので、

できるだけ汚れが目立たない塗り壁を選ぶのが重要です。

自然素材系では「漆喰」や火山灰でつくった「そとん壁」などは自浄作用がありますし、

樹脂系でも光触媒処理がされたものがあるので、汚れが気になる方はこのような外壁材を

使うのもいいですね。

 

 

 

○タイル

タイル

外壁にタイルを使うという方法もあります。

 

タイルは汚れが付きにくく、色落ちや劣化もほとんど無いので、

メンテナンスがほとんどいらない外壁材です。

また高級感もあるので、非常に優れた外壁材と言えます。

 

一方、タイルを外壁に使った時のデメリットを上げると、

タイルは他の外壁材と比べて価格がかなり高い外壁材です。

 

またタイルは個性が強い物が多いので、外壁全部をタイルにすると

ちょっと重たい見た目の家になる可能性も高くなります。

そのため、玄関のまわりなど目立つ部分にアクセントで使うというのが

無難なタイルの使い方と言えます。 

 

 

○まとめ

今回は、代表的な外壁材をご紹介しました。

 

それぞれの外壁材にはメリット、デメリットがあるので、

どの材料を使うか迷ったときは、

 

 

「外観の好み」 「金額」 「メンテナンス」

 

 

この3つを基準にして選ぶと失敗することが少なくなります。

 

外壁材は1種類だけでなく、ベース の外壁材に、アクセントを1〜2種類くらい

混ぜるとかなり素敵な家になる確率が上がるので、

外観にこだわりたいという方は一度試してみてはいかがでしょうか。