窓の力
こんにちは、広報の古賀です。
11月に入り、朝晩は特にすっかり寒くなってきました(o^―^o)
そうなると気になるのは「結露」ではないでしょうか?
「結露」はカビの原因になるため、放っておくことは出来ません。
しかし、朝の忙しい時間に窓ふきするのも大変ですよね💦
ですが、「窓」そのものの性能でその負担を軽くすることが出来るんです🎶
それがペアガラスです。
ペアガラスの一番の目的は、断熱効果を高めることです。
窓ガラス1枚隔てて外気の場合、暖房をつけていても、ストーブを焚いていても、
窓ガラスを触るとすごく冷たいですよね。
これは、窓ガラスから熱がどんどん逃げているからです。
これをペアガラスにするとどうなるかというと、
従来の一枚ガラスに比べて、2倍の断熱効果があります。
ペアガラスは、基本的に乾燥空気を充填させた2層のガラスでできています。
ペアガラスを検索すると、必ず出てくるのが
「Low-Eガラス」です。
Low-Eガラスとは、通常のフロートガラスの片側表面に、
非常に薄い金属膜をコーティングしたガラスのことをいいます。
主な働きは、放射率を低く抑えることですが、
簡単に言うと放射しやすい(放射率が高い)と
熱を吸収しやすい、ということです。
Low-Eガラスには、高断熱タイプと遮熱タイプがあります。
高断熱タイプは、冬期でも太陽エネルギーを多く透過するので、
室内は暖かくなります。
また、暖房設備から出る遠赤外線を反射するので、暖まった空気を
逃がさず暖房効率を高めます。
遮熱タイプは、夏期の強い太陽エネルギーをカットする一方
高い外気温度を遮り冷房効果を高めます。
また、冬期は高断熱タイプと同様、室内の暖かさを外に逃がさず、
暖かいお部屋をつくります。
では、ペアガラスならば100%結露しないのかというと
残念ながら違います。
新築で結露対策としてペアガラスにしたのに、どうして?
なんて方、いらっしゃいませんか?
例えば…
「室温が10℃」で「湿度が60%」の場合、
1枚ガラスが0℃で結露するのに比べて、
ペアガラスは-9℃で結露が発生するといわれています。
ですが、湿度が10%増えて、70%になった場合は
ペアガラスでも-3℃で結露します。
また、北側の部屋で換気されにくい状態だと
換気が十分で日当たりのよい部屋より結露しやすいでしょう。
ガラスだけペアガラスで、枠はアルミサッシだと
サッシに結露が出来ることもあります💦
結露を防ぐためには湿度が重要ですので、
室内の湿度を下げることがポイントになってきます。
一番の結露対策は、湿度の管理です!
冬場でも、湿気の溜まりやすい場所は換気や除湿に心掛けて
湿度を管理してみて下さい(o^―^o)