住宅ローンと火災保険②
こんにちは、広報の古賀です。
今日は、昨日続き「住宅ローンと火災保険」についてです(o^―^o)
契約期間
2015年10月より各損害保険会社の協議によって
10年を超える長期契約の新規受け入れを停止し、
最長10年までの契約しかできないように改訂されました。
なぜ、最長10年なのか…?
もともと住宅ローンで家を買う人は、
火災保険も必要なものと捉えて、ローン期間一括での
「長期加入」に積極的な方が多くいらっしゃいました。
ですが、そうして長期契約になると
長期割の係数が大きくなります。
つまり、保険会社が儲からなくなるんですね。
これを改善するための処置としての決まりです。
2015年9月30日以前に住宅ローンを組んだ人からは
「火災保険も35年で入った方が楽だよ」
と、アドバイスされることもあるかもしれません。
ですが!現在は10年を超える契約はできなくなっています😢
メリットとしては…
金融機関を問わず一律10年契約になったことで、
住宅ローン利用時に加入できない火災保険が少なくなり、
より多くの保険会社を比較検討できるようになりました😊
改訂前は、36年まで加入できる火災保険が
「住宅ローン対応保険」と呼ばれていて
通販型保険は保険料が安くても住宅ローン利用時には
長期契約ができずに選べないケースもあったようです💦
火災保険会社を選べないケースも?
不動産会社から住宅を購入する場合、
住宅ローンや登記の手続きを全て
不動産会社がサポートしてくれます。
親切な不動産会社であれば…
「火災保険はどこでもいいから、
1ヶ月以内にどの保険会社にするか決めておいてくださいね。
保険加入内容は案内を用意しておきます」
といった感じで案内されます。
しかし、火災保険について何も案内せずに
自社が代理店をしている損保会社で
契約をさせる方向で話を進めていくケースもあります💦
不動産会社からしてみれば、
自分のところで火災保険に加入してもらえれば、
代理店としてのキックバック(手数料収入)を得られ、
不動産取得に向けての案内や調整業務が
少なくなるメリットがあるからです。
不動産会社が強制して自社で扱う保険会社に加入させる行為は
「独占禁止法」に触れますが、保険会社を選べることを濁して
話を進めてしまう行為はよくあります。
とはいえ…
「保険料が安い通販型保険で火災保険を加入したい」
などと伝えた場合、不動産会社は応じないといけない
というルールになっています。
このような強引な誘導に対処するためにも、
早めに火災保険の見積もりを自分で取るにあたっての
「補償内容」「保険設定金額」などの確認を
取っておくようにしましょう😊