住宅ローン ② ~確定申告~
こんにちは、広報の古賀です。
今日は、住宅ローン控除と確定申告についてです(o^―^o)
すでにブログ上でもご紹介していますが…
『家を買ったら確定申告しないといけない』
という事は、聞いたことがある方も
多いのではないでしょうか?
では、この「確定申告」ってなんでしょう。
:確定申告って何?
確定申告とは、1年間(1月1日~12月31日)に所得のあった人が
所得税額を「申告納税」する、また納めすぎた所得税を「還付申告する」
税務処理のことで、原則翌年の2月16日~3月15日に行います。
:会社員だから確定申告したことないけど?
年末が近づくと、
会社から「年末調整の書類出して」と言われると思います。
会社から給与をもらっている方の場合は…
会社が税金を給与から毎月天引きし、税務署に納めています。
毎月の給与から概算額で税金を払っているため、
年末に過不足を調整します。
これが「年末調整」です。
この「年末調整」があるため、
会社員は通常、確定申告をしなくてよいのです。
:家を買ったらなんで確定申告が必要なの?
確定申告には、所得税を納める申告納税とは別に
納めすぎた所得税を還付してもらうための
「還付申告」もあります。
この「還付申告」の代表的なものに
「住宅ローン控除」があります🏡
「住宅ローン控除」を受けるための手続きは、
会社を通じた簡易な手続きである
「年末調整」ではできないため、
自分で確定申告しないといけないのです💦
しかし、住宅ローン控除に関しては、
確定申告が必要なのは1年目だけで、
2年目以降は年末調整ができます。(後述します)
:「住宅ローン控除」って?
「住宅ローン控除」とは…
マイホームを一定の条件のローンを組んで購入したり、
省エネやバリアフリーなどの特定の改修工事をしたりすると、
年末のローンの残高に応じて税金が還ってくる制度のことです。
毎年末の「住宅ローン残高」もしくは「住宅の取得対価」のうち
少ない方の金額の1%が、10年間所得税の額から控除されます。
また、消費税率10%が適用されている場合、
令和元年10月1日から令和2年12月31日までの間に入居すれば
控除期間が3年間延長されます。
:どこでするの?
お住いの地域を管轄する税務署で手続きします。
郵送やインターネットでも手続きできます。
~手続きの方法~
- 税務署から確定申告書を入手し、記載して税務署に持参
- 税務署から確定申告書を入手し、記載して税務署に郵送
- 税務署に行き、税務署の確定申告書作成コーナーでe-taxを使用して確定申告書を作成・申請
- 国税庁のサイトから確定申告書を入手し、記載して税務署に郵送
- 国税庁のサイト上で確定申告書を作成し、印刷して税務署に郵送
- 国税庁のサイト上で確定申告書を作成し、インターネット(e-tax)で申請
:必要な書類は?
1.確定申告書(A)
・・・税務署か国税庁サイトより入手
2.住宅借入金等特別控除額の計算明細書
・・・税務署か国税庁サイトから入手
3.住民票の写し
・・・市町村役場から入手
4.建物・土地の登記事項証明書
・・・法務局から入手
5.建物・土地の不動産売買契約書(請負契約書)の写し
6.源泉徴収票
・・・勤務先から入手します
7.住宅ローンの残高を証明する「残高証明書」
・・・住宅ローンを借入した金融機関から送付されてきます
8.(認定長期優良住宅・認定低炭素住宅の場合)認定書の写し
:来年以降は?また確定申告するの?
住宅ローン控除に関しては、一度確定申告してしまえば、
翌年からは年末調整の対象になります。
翌年以降は、確定申告後、10月下旬ころに税務署から送られてくる
「年末調整のための住宅借入金等控除証明書」と
金融機関から送られてくる「残高証明書」を
年末調整の際に会社に提出します。
この際、ちょっと気を付けることがあります。
税務署からの書類は、今後9年分がまとめて送られてきます。
毎年使用しますので、大切に保管しておいてください。