「家づくり」と家相
こんにちは、広報の古賀です。
今日は、少し視点を変えて「家相」などの
占いや易学についてご紹介します(o^―^o)
(佐賀市K様邸地鎮祭の様子)
鬼門ってごぞんじですか?
鬼門とは、家の中心からみて
北東45度と南西45度の範囲をいいます。
鬼門に出入り口や出窓をつくると病人が出る
などと言われますね💦
また、台所・便所・浴室・井戸などを
作るのもいけないともされています。
このような占いは、
五行、風水、暦の中の六曜や十二直、
植物についても陰樹や陽樹など、あげるとキリがないほどです。
江戸時代、上野の寛永寺は
江戸城の鬼門除けのために建てられたそうです。
もっと遡ると、平安時代は安倍晴明という陰陽師がいました。
野村萬斎さんが熱演した映画もありましたね。
平安京も、陰陽道をもとに造られたという説もあります。
暦の中に三隣亡という日があります。
三隣亡は現代では…
「建築作業をしてはいけない日」とされています🏡
もしこの日に工事をしたら、その家だけでなく
両隣の三軒まで火事で燃えてしまうとも💦
しかし昔の暦には「三輪宝」と書かれており、
屋立て好し、蔵立て好しなどと注記されていたようです。
それがどこかで誤りが生じて、「よし」が「あし」に、
そして漢字も三輪宝から三隣亡に
変化してしまったと言われています。
● 家相とは
家相とは「占術」で、中国から伝来した
陰陽道の一つです。
家相とはどんなものか、ちょっとだけ見てみましょう。
玄関:
東南の玄関は吉相中の吉。
その方位に主人の生まれ星があったら凶。
西の玄関は体裁や見栄にこだわる生活になる。
階段:
どの方位も吉相にはならないが、凶相を避ける。
北に玄関があり、すぐに階段があれば
凶相を呼ぶとされる。
廊下:
廊下は方位よりも、どう通っているかに気を付ける。
部屋の周囲を廊下で囲むのは凶相。
家の端から端まで通り抜ける柱も凶相。
居間:
凶相となる方位はないが、火気の位置に注意する。
正中線・四隅線上に火の出る暖房器具を置かない。
応接室:
どこにあっても凶相にならない。
床の間:
神仏を祭らなければ、吉凶の方位はない。
神棚:
神棚の面を向ける方角は、東、東南、南が吉相。
上階が足で踏みつけるような部分にならないよう注意。
仏壇:
仏壇の面を向ける方角は、南、東南、東が吉相。
宗派により異なる場合もある。
仏壇の上に物をのせない。
上階の注意は神棚と同じ。
寝室:
どの方位でも吉相。
北西の寝室は夫婦円満。
正中線・四隅線上に開口部を設けない。
子ども部屋:
東は大吉相。
西は西日を遮るなど工夫すれば吉相。
北東は自己中心的になりやすく
南は勉強がおろそかになる。
年長者の寝室:
北西の部屋に祖父母が居続けると
息子に運が開けず凶相。
凶方位でも、祖父母の十二支生まれ星があれば
凶にならない。
書斎:
どの方位でも吉相。
火気には十分注意。
台所:
主婦と長女の十二支生まれ星方位を避ける。
安全な方位の寅方位も星補遺があれば凶相に転ずる。
流し台から出る汚水枡や浄化槽などの不浄と
窓を向き合わせると凶相。
トイレ:
正中旋・四隅線上に
トイレ本体がかからないようにする。
浄化槽:
安全な方位は東、東南、北西。
汚水管:
建物内部を横切ると凶相。玄関前を横切ると凶相。
浴室:
鬼門を避ける。
窓はしっかりとること。
などなど…💦
詳しく上げるととても書ききれません。
「キリがない!これじゃ家が建てられない!」
実際、土地の広さや形状、場所などのことを考えると
正直無理なことも多です😢
この「家相」だけでも完璧にしようとすると
家が建てられない人だっているでしょう。
しかし、昔の人の知恵や言い伝えは
理に適っているところがあるのです。
そういうところを理論的にとらえて
「家づくり」に生かしてはどうでしょうか。
● 家を建てる時、どんなことに注意して建てればよいか
例えば風水では、光の入らない納戸はよくないそうです。
確かに、納戸が暗いと不便ですし、整理整頓も大変💦
風通しも悪いと、カビも生えそうです。
それでは、どうしたらいいでしょう?
シンプルに考えると、納戸に明かりをつけ
広く開くような扉にすればよいわけです。
(小城市M様邸:木の家)
玄関にものを沢山出すと風水ではよくないそうです
ですが、そもそも玄関が散らかっていると
家を出入りするたびに気分が悪くなりますよね。
ならば、玄関に「機能的」で「見えない」収納を
作ってみてはどうでしょうか?
(佐賀市K様邸:木の家 目隠し用の扉を設置)
本当に奥の深い話ですが、
家相の面での相談もよくあります。
結論としては…
・先人の知恵は素通りしないできちんと受け止める
・自分なりの対策を現実的に考える
・清潔で片付いた空間、心地よい空間づくりを心掛ける
このようなことから
取り組んでみてはいかがでしょうか😊