耐震?制振?免振?
こんにちは、広報の古賀です。
昨日の9月1日は、関東大震災にちなんで
「防災の日」とされています。
そこで今回は、「家づくり」に欠かせない
地震対策についてご紹介します。
(制振ダンパー:全棟標準装備)
「地震対策」というと、耐震・制振・免震という
3つの構造形態があるのをご存知ですか?
それぞれの構造には、違った特徴があり
それぞれにメリット・デメリットがあります😊
耐震構造:建物の堅さと強さで地震に抵抗する構造。
・地震の規模によっては主架構(柱・梁・壁)に損傷を生じる。
・大地震の時には建物全体にわたり損傷の程度を調査し
可能な限り修復を行うことになる。
・建物の揺れは、他の構造に比べて大きくなる。
・グレードに応じた経済的なコスト設定が可能。
・コストを抑えるには、
バランスよく壁などを配置することが重要
制振構造:建物内に配置したダンパーで、地震エネルギーを吸収
・ダンパーが地震エネルギーを吸収し
建物重量を支える主架構の損傷を抑える。
大地震に主架構の損傷をゼロにすることも可能。
・大地震後にも基本的にダンパーの交換は不要。
性能が低下したことがわかった場合は、
補修・交換することで、地震前の状況に戻すことが可能。
・耐震構造に比べ、
風揺れや地震時の揺れを小さく抑えることができる。
・耐震構造に比べ
ダンパーの効果により建物の層間変形は小さくなる。
・建設費に占めるダンパー費用の比率は小さく
経済的に高い耐震性能が得られる。
・ダンパーを適切に配置できる平面計画が重要。
免震構造:アイソレータで浮かせ、ダンパーで地震エネルギーを吸収
・免震層のダンパーで地震エネルギーを吸収し
建物に損傷を与えない。
・大地震後にも基本的にダンパーの交換は不要。
・耐震・制振構造に比べ、建物の揺れは小さい。
・免震層は数十㎝の変形に追随することが必要。
駐車場等に利用可能。
・耐震・制振構造に比べ、建物の層間変形は小さくなる。
・初期設定費はやや高めな反面、
高い耐震グレードを達成するには他の構造より経済的。
・自由度の高い建築計画が可能。
いかがでしたか?
地震に対する備えも、様々な方法があります。
「家づくり」を考える際には、
しっかりとおさえておきたいですね🏡✨