親の土地に家を建てる時の注意点は? ①
こんにちは、広報の古賀です。
先日、
「土地は、親の土地を使いたいんですが
何か、気を付けておくことはありますか?」
というご質問がありました。
そこで、ご両親の土地に家を建てる際に
気を付けておきたいポイントをおさらいしたいと思います(o^―^o)
「敷地の空いているところに建てればいいんじゃない?」
「生前贈与は高いって聞くから、貸したことにするから。」
果たしてこの話、うのみにしていいのでしょうか?
いけないのでしょうか?
家を建てるのは、ほとんどの方にとって一生に一度のことで、
そして、一生のうちで一番高い買い物になるでしょう。
そんな人生の一大事!
不確かなことは一つ一つ取り除いていく必要がありますね。
「もし」や「だろう」は、しっかり解決していかないと、
新築一戸建てにはたどりつけません💦
それでは、上記の言葉のどこに不確かな要素があるのか
一つずつチェックしていきましょう😊
住宅ローンを借りる時は、親の土地も担保になってしまう!
親の土地に家を建てる場合でも、新築する建物だけでなく
その土地も担保に入れることになります。
「住宅ローンは、建物にしか使わないのに💦」
と思われるかもしれませんが、
「万一」の時にはマイホームを売って返済することを考えると
なぜ土地も担保になるのかわかっていただけることと思います。
上物の価値はすぐ下がりますが、
土地の価値は下がりにくいからです。
親の土地に家を建てようが、
土地も含めて丸ごと担保に入れるのが原則です。
そこで、対策のひとつとして「分筆」が考えられます。
土地は「筆」ごとに登記されているため、
担保に入れるのは筆ごととなります。
そのため、1つの筆の土地に親の家があって、
余裕のあるスペースに家を建てる
といったケースは注意が必要です。
親の家まで担保に入ってしまうことを避けるため、
土地の筆を分けて(分筆)
必要なところだけを担保に入れるようにしましょう😊
※ただし、分筆には費用がかかります。
50万円前後と心積もりしておきましょう💦
物上保証と連帯保証の違い
親の土地を担保に入れる場合、金融機関によって
物上保証人か連帯保証人か、ご両親の責任が異なります。
物上保証人であれば、債務を負担したわけではないので、
万一の時に担保にいれた土地を失うことはあっても、
それ以上の責任を問われることはありません。
(物上保証は有限責任)
連帯保証人となると、住宅ローンの返済が滞った場合に、
返済の義務まで負うことになります。
(連帯保証は無限責任)
いずれにせよ、どちらの立場になるかしっかりと確認し、
ご両親の理解を得ることが必要不可欠です。