住宅ローンの基礎 ③
こんにちは、広報の古賀です。
前回は、固定金利と変動金利のメリット・デメリット
について簡単にお話ししました。
今回は、
「ミックスプランと固定期間選択型住宅ローンを
借りるとどうなる?」
をテーマにご紹介いたします(o^―^o)
それでは、金利のタイプについておさらいしましょう。
:変動金利
・固定金利に比べて金利が低い
・金利が変動する可能性がある
:固定金利
・変動金利に比べて金利が高い
・金利は返済終了まで決まっている
:ミックスプラン
・例えば、2000万円の住宅ローンを借りる場合に、
1000万円は固定金利で、残りの1000万円は
変動金利で借ります、というようなプランです。
このような、2つの金利タイプを混ぜた住宅ローンを
ミックスプランといいます。
:固定期間選択型住宅ローン
・始め決めた期間は固定金利、
後で変動金利になる住宅ローン
それでは、具体的にどうなるのでしょうか?
ローンを組む時には、
変動金利 < 固定金利
となります。
つまり、後で変動するということは、固定金利の期間は
固定金利 < 変動金利
とならない限り損なのです💦
例を用いて検証しましょう!
例. 2000万円借入 35年返済 元利均等
変動金利0.6%
10年固定1.2%
11年目から変動
と比較してみましょう。
①10年後金利の変動なしの場合
→ 変動のみにした場合と比べて、 約111万円の損
②半年ごとに変動金利0.03%アップの10年後
→ 変動のみと比べて、 約59万円の損
③半年ごとに変動金利0.06%アップの10年後
→それでも、変動のみと比べて 約10万円の損
このような結果になりました。
それならば、始めから変動金利を選んで月々の支払いを楽にし、
金利が低い間に浮いたお金を運用するほうがお得です。
ですが、先日お伝えした通り
金利の上昇を予測するのは極めて難しいことです😢
急な金利の上昇への対策は
しっかりと考えておく必要があります。
では、ミックスプランはどうでしょうか?
変動金利1500万円、全期間固定金1500万円
などとした場合…
金利up →
半分金利上昇・半分金利は一定 = 返済額は半額分増加
金利は一定 →
返済額は変わらないが、
変動金利よりも返済額が多く、全期間固定金利より少ない
となります。
つまり、リスクもメリットも少なくなりますね。
ただし、諸費用が数万円程度多くかかり
また、変動金利と固定金利のプランを
同じ金融機関から選ぶ必要があります。
現在、ミックスプランや固定期間選択型を選ぶ方も
増えてきています。
変動・固定金利と同様に
しっかりとそのメリット・デメリットについて
把握したうえで選ぶようにしたいですね😊