大工魂ブログ
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ペアガラスで結露対策

こんにちは、広報の古賀です。

 

今日は一段と暑い一日でしたね💦

 

ですが、もうすでに9月も終わろうとしています。

 

寒くなるのもあっという間かもしれませんね。

 

寒くなると気になるのが、やはり結露!

 

そこで今回は、「ペアガラス」についてご紹介いたします(o^―^o)

 

(佐賀市O様邸:木の家)

 

ペアガラスの一番の目的は、

断熱効果を高めることです。

 

窓ガラス1枚隔てて外気の場合…

暖房をつけていても、ストーブを焚いていても、

窓ガラスを触るとすごく冷たいですよね💦

 

これは、窓ガラスから熱がどんどん逃げているからです。

 

これをペアガラスにするとどうなるかというと、

従来の一枚ガラスに比べて、

2倍の断熱効果があります。

 

 

ペアガラスの構造はどうなってる?

 

ペアガラスは、基本的に乾燥空気を充填させた

2層のガラスでできています。

 

ペアガラスを検索すると、必ず出てくるのが、

「Low-Eガラス」です。

 

Low-Eガラスとは、通常のフロートガラスの片側表面に、

非常に薄い金属膜をコーティングした

ガラスのことをいいます。

 

主な働きは、放射率を低く抑えることですが、

簡単に言うと放射しやすい(放射率が高い)と

熱を吸収しやすい、ということです。

 

Low-Eガラスには、高断熱タイプと遮熱タイプがあります。

 

高断熱タイプは、冬期でも太陽エネルギーを多く透過するので、

室内は暖かくなります。

 

また、暖房設備から出る遠赤外線を反射するので

暖まった空気を逃がさず暖房効率を高めます。

 

遮熱タイプは、夏期の強い太陽エネルギーをカットする一方、

高い外気温度を遮り冷房効果を高めます

 

また、冬期は高断熱タイプと同様

室内の暖かさを外に逃がさず暖かいお部屋をつくります。

 

ともに断熱性能はほぼ同じなので

窓の方角や気候風土に適したタイプを

選択するのが省エネ上手といえます。

 

 

様々なペアガラス

 

・防犯ガラス + ペアガラス

・アルゴンガス入りペアガラス

(乾燥空気の1.5倍熱を伝えにくい!)

・真空ガラス + アルゴンガス入りペアガラス

・真空ガラス + 防音ガラス

 

これらのペアガラスは

リフォームで付け替えることも可能です。

 

ただ、ペアガラスにすることによって

既存の網戸が使えなくなる場合もあります。

 

ですが、100%結露しないわけではありません😢

 

 

ペアガラスでも結露する場合がある。

 

「結露対策としてペアガラスにしたのに!」

 

なんて方、いらっしゃいませんか?

 

ペアガラスでも、100%結露しないわけではありません。

 

「室温が10℃」で「湿度が60%」の場合、

1枚ガラスが0℃で結露するのに比べて、

ペアガラスは-9℃で結露が発生するといわれています。

 

ですが、湿度が10%増えて70%になった場合は

ペアガラスでも-3℃で結露します。

 

例えば、北側の部屋で換気されにくい状態だと、

換気が十分で日当たりのよい部屋より

結露しやすいでしょう。

 

ガラスだけペアガラスで、枠はアルミサッシだと

サッシに結露が出来ることもあります🏡

 

結露を防ぐためには湿度が重要ですので、

室内の湿度を下げることがポイントになってきます。

 

一番の結露対策は、湿度の管理です。

 

冬場でも、湿気の溜まりやすい場所は

換気や除湿に心掛けて、湿度を管理してみましょう😊