住宅購入時のトラブルを予想してみましょう ②
こんにちは、広報の古賀です。
今日は、昨日の「トラブル予想」の続きからです(o^―^o)
工期優先のずさんな工事
建売住宅の話になりますが、
建売住宅は以前のブログでもお伝えしたように、
人件費を節約するため、非常に高速に建ちます。
平均的には基礎着工から竣工まで2ヶ月弱のところが多いようです。
しかし、常識的に考えて、このような短い工期では、
丁寧な工事はできません。
そのため、見えるところはともかく、
見えないところの造りは杜撰なこともあり、
構造についてのトラブルもあるようです💦
少ない筋かい…
構造用合板やダイライトなどの面材の省略…
釘の飛ばし打ちもしくは細い釘の使用…
などが挙げられます。
しかし、最もひどいのは断熱材の施工で、
ただ押し込んで詰めては一部とめているだけ
というのが場合も😢
これではいくら良い断熱材を使っても、
夏は暑く、冬は寒い家になってしまうばかりでなく、
壁内に湿気が侵入し、壁内結露を起こし、
保障の切れるおよそ10年後には木材が腐ってきます。
断熱材は、隙間なく、均一に取り付けてはじめて効果を発揮します。
基礎もコンクリートを十分に養生しないで上部を作ると
10年後には変形・ひび割れなどの危険性が高くなっています🏡
もちろんですが、全ての建売住宅の話ではありませんが
しっかりと担当者に話を聞くようにしましょう!
建物に対して価格が高すぎる
注文住宅は、耐震性や品質の面では
建売住宅に比べるとグレードが高く、
よくできていることが多いでしょう。
しかし、デザイン料、モデルルームの建築費・維持費・撤去費、
テレビコマーシャルや新聞広告の宣伝費が、
大幅に建物価格に上乗せされているため、
価格は非常に割高になっています。
例えば、ツーバイフォー住宅は建材費や施工費用を考えると
一般的なツーバイフォー住宅は坪100万円程度します。
確かに物はいいですが、あまりにも高すぎますし、
ここまでの金額を出すのであれば、
壁式鉄筋コンクリートの家が建てられます🏡
耐震性と耐久性と精度を重視するのであれば、
鉄骨構造体で床と外壁にALCを用いたものが勧められます。
鉄骨構造体+ALCの家は、
寸法が狂ったり腐ったりシロアリが沸いたりするリスクは低く、
60年は使えると考えられるでしょう。
しかし、やはり坪90万円(建物本体価格)以上はしますし、
コーキングや設備などはそれなりに痛みますので、
定期的なメンテナンス費用もかなりかかります。
一方、耐震性と高断熱・高気密を重視するのであれば、
木質パネル工法もあります💪
しかし、やはり坪80万円(建物本体価格)以上はしますし、
やはり定期的なメンテナンス費用は考えておかなくてはいけません。
しかし、購入した住宅は
二度と交換のできないものであることを考えると、
長期的なスパンで見れば、
安かろう悪かろうの見栄えだけの住宅を買うよりも、
高耐震・高耐久・高気密・高断熱のものを建てた方が、
将来の維持費や光熱費なども含め
結果的に安くつくというのが最近の定説となっています😊