住宅ローンの現実
こんにちは、広報の古賀です。
コロナウィルス感染拡大、それに伴う「自粛」についての
ニュースを見ないときはない毎日ですね。
坂井建設でも、
しっかりと情報を集めながら予防に努めてまいります。
さて、「家づくり」をしていく上で、
一番思慮深く考えなければいけないコトが“お金”のことです。
家を建てるにあたって最初にかかってくる様々な費用…
30年、35年という長期に渡って支払い続ける住宅ローン…
土地・建物を持つことによって必要となる固定資産税…
一生涯払い続けていく電気代…
家を長期に渡って維持していくためのメンテナンス費用…
将来必要になってくるであろうリフォーム費用…
少し考えただけでも、家を持つことによって
こういった費用がかかってくるわけです🏡
これらを支払いながら
生涯豊かに暮らし続けていっていただくためにも、
可能な限りこれらの費用を総合的に抑えられるような
「家づくり」をする必要があります。
また、不足するであろう年金をまかなうためにも、
老後資金をコツコツと準備していきたいですね。
家を建てることによって、大切なこれからの暮らしが
犠牲になるようなことにならないように、
自分たちにとって無理のない予算で、
「家づくり」をしなければいけないということです。
たとえ、一生に一回しか出来ない、
夢と希望に満ちあふれた買い物であったとしてもです💦
そこで今回は、資金計画に向けて
気を付けておきたいポイントをご紹介いたします(o^―^o)
住宅ローンに対する認識を厳しく持つ
家を建てるとなると、
ほとんどの方が住宅ローンを利用すると思います。
ですが、1つ認識しておいていただきたいことは、
住宅ローンという借金は、
多額の利息を支払うことになるローンだということです。
長期間で支払うようになること、そして期間が長ければ長いほど、
雪だるま式にどんどん利息が積み重なっていく
“複利”で利息が計算されるからです。
貯蓄がたくさんあったり
親御さんからの資金援助や土地提供があり、
住宅ローン借入を少なく出来る方であれば、
支払い年数を圧縮出来たり、借入額を少なくすることで、
利息の支払いも比較的少なくて済すみますね。
そうすれば、選べる住宅ローンのバリエーションも増えるのですが
自己資金も少なく(あるいはなく)、
土地から購入しなければいけないとしたら…?
「家づくり」にかける費用を、
現実的に考えていく必要があります。
ですが実際は、支払い能力以上の住宅ローン融資を受けたり、
フラット35を利用すれば、
年収の10倍近くの融資を受けることが出来たりします💦
ましてや、夫婦共働きである場合、その収入を合算すれば、
さらなる融資を銀行から引出すことも出来たりします。
もちろん、銀行が大丈夫という範囲でですが。
銀行側から見ると、住宅ローンは、とても手堅い貸し付けです。
家という大切な資産を守るために、
何にも優先して支払いしてくれる借金だからです。
その他の費用を削ってでも、
優先して支払いますよね?
それゆえ、少々無理をしてでも、
出来るだけ希望に近い金額を融資してくれようとします。
また、会社ぐるみでお付き合いがある
住宅会社からの依頼ともなれば、
多少厳しい条件だったとしても、
なんとか融通してくれようとするものだったりします💦
これが住宅ローンの現実です。
35年、420回に分割すると、
1回1回の支払い単位で見ると、
そのアップ金額は、
あまり大したことじゃないように感じてしまうものです。
それぐらいなら、なんとかなると思ってしまい、
妥協して後悔するぐらいならと、
後のコトは深く考えず、今のコトを優先しようとしてしまいます。
それして、いとも簡単に、
自分たちの支払い能力を超える住宅ローンを組んでしまいます。
そして、少しでも目先の返済を少なくしようと、
選ぶべきじゃない住宅ローンを選んでしまったりします。
ご夫婦2人が、なんの支障もなく働き続けることが出来るうちは、
この予算オーバーも、
それほど大きな問題にはならないかもしれません。
しかし、なんらかの事情が起こり、
もしどちらかが働けない状況になってしまったとしたら?
あるいは、なんとか暮らしていけたとしても、
暮らしていくだけでいっぱいいっぱいで、
将来に向けて全く貯蓄していくことが出来ていないとしたら?
怖い話ではありますが、あり得ることです。
だからこそ「家づくり」では、
まず自分たちに合った資金計画をしっかりと行い、
その予算の中で、今の状況だけを考えるのではなく、
将来のことまで考えた上で、
自分たちが出来る「家づくり」を行っていただければと思います。
そして、自分たちに合った予算で、
自分たちに合った住宅ローンを組んでいただければと思います。
しっかりとした資金計画を立てることで
今もこれからも豊かな暮らしを手に入れましょう😊