リビング階段にする?しない?
住宅も多様性が進む昨今、間取りの種類もたくさんあります。
特に一戸建てのマイホームを建てる場合、後から変更しづらい間取りは失敗したくない重要ポイントのひとつですよね。
間取の中でも家族の距離感やコミュニケーションを大事にする間取りで悩まれる方も多いかと思います。
今日はその中でも皆さん悩まれるであろう「リビング階段にする?しない?」問題について考えたいと思います。
リビング階段はマンションにはほぼない一戸建てならではの間取りで、いまや多くの一戸建てに採用されており高い人気があります。
リビング階段のメリット4つ
メリット① 吹き抜け+階段で開放感抜群のリビングになる
メリット② 家族間のコミュニケーションが増える
リビング階段にする事で、1階と2階の行き来をする際、必ずリビングを通るので家族が顔を合わせる機会が増えます。
メリット③ 家族の外出・帰宅が把握しやすい
階段のある2階建てだと各自室も2階にあることが多くリビングを通って自室へ行くので生活のリズムや来客
なども分かりやすくなります。「いってらっしゃい」や「おかえり」の声かけがしやすいのも嬉しいですね。
また、1階から2階へ声が届きやすく気配も感じやすいので、コミュニケーションがとりやすくなります。
メリット④ デザイン性が高い
リビングの中に階段があるので階段もデザイン性を高くする方が多いです。
スケルトン階段にしたりすると抜け感もでます。
また、アイアンや気を使ったものもありリビングのアクセントになるようなおしゃれでオリジナリティのある
階段を造ることもできます。
リビング階段のデメリット3つとその対策
デメリット① 冷暖房効率が悪い
空間が広くなるため、冷暖房効率が悪くなる傾向があります。
特に冬場は温められた空気は高い所へ行き、2階の冷気が降りてくるので寒くなる可能性あります。
対策:
高気密・高断熱の工務店を選ぶ&階段にドアをつける
空調が聞きづらいといわれていますが近年の住宅の断熱性や気密性が以前よりもずっと高くなっているので実は思っているほどではありません。空調の効きが気になる場合は、シーリングファンの設置やオススメなのは階段入り口に引き戸やロールスクリーンを設けることで季節に応じて空調の効きを良くすることができます。
高気密・高断熱の住宅であれば空気の循環がスムーズになり、室内での温度差を低くする事ができます。
また、階段の下にドアを付ける事で空間を仕切り、冷暖房効率を上げる事もできます。
デメリット② 2階に音や匂いがひろがりやすい
声が届きやすい反面、音や匂いが広がってしまうといった所もあります。
テレビのキッチンの水の音などが届いてしまったり、料理の匂いが2階までのぼってしまう事があります。
【対策】
防音の壁やドアを設置する&集煙性能を高める
防音の壁やドアを設置する&集煙性能を高めるリビングと、空間のつながる2階ホールに面する部屋の壁やドアの防音性能を上げる事により、音の問題を軽減する事ができます。
また、キッチンのレンジフードの集煙性能を高め、匂いを広がりにくくするという対策も良いと思います。
デメリット③ プライベートの確保が難しい
家族のコミュニケーションがとりやすい反面、顔を合わせたくない時でも必然的に顔を合わせなくてはなりません。
また、リビングへの来客中に階段を降りる際には気を遣う、という場面もあるかもしれません。
【対策】
リビングや間取りを工夫する
リビング階段といっても様々なパターンがあります。
来客に見えずらい方向に階段の折口を向ける、2階にも洗面台やトイレを設置するなど、欲しい気配と避けたいシチュエーションを設計士と話し合い、間取りを工夫すると良いでしょう。
坂井建設のリビング階段の実例を紹介
①木格子手すり×グレーのキッチン
②デザイン木格子階段×梁見せ
③リビングの中心に階段×方向を変えて杉板天井張り
④階段×ヌックでリビングのポイントに
⑤杉板を家全体にまとい階段を自然に。
⑥ダークトーン×リビング階段
ここからは現場の進捗報告です~⋆
T様の現場打合せです☺
女性スタッフもいるので女性目線のアドバイスもできますよ
天井から照明つるすならこのくらいかな~。。。
\セルロース断熱ってこんな触りごごちなんだ~!ふわふわ/
河野棟梁がこの日もせっせとお家づくり頑張っています!
外観はこんな感じ~シックな感じですが木目もあって素敵です👍