佐賀で「軒を深く」するワケ
三連休どうお過ごしでしたか?
私はというと。。。まだまだ暑くて身体冷やしたくて2日も川に行きました🐡
足をつけるだけで全く体感温度が違うので子どもたちと魚つかまえたりと過ごしました!
まだまだ暑いので体調くずさず残りの9月も頑張りましょう🌈
さてさて、今日は「軒」について。
軒とは・・・
屋根の端から外壁までの張り出し部分のことを指します。
軒が深いということは、この張り出し部分が長いことを意味しています。一般的に1m以上の軒が"深い"と言われています。
この「軒」ですが・・あったほうがかなりカッコイイ・・・
軒ってあった方が家全体のバランスもあってとてもカッコよくないですか?
でも!「カッコよいだけなら減額のために軒いらな~い!!!」
と思ったあなた!!!!!!
軒って佐賀に住むあなたには か・な・り!必要!
そしてすごい良い仕事するんです!
その理由
①太陽の光を適度に遮る
夏・・・太陽の位置が高いので軒で直射日光を遮る
冬・・・太陽が低い位置のため適度に日光を取り入れる
夏の直射日光を遮ることで、室内の温度上昇を抑えられます。一方、冬の低い太陽光は遮ることなく室内に入るため、暖房費の節約にもつながります。
⓶雨風を防ぐ
軒の深い平屋は、雨風をしっかりと防ぐことができます。深い軒によって、外壁面は雨に直接さらされにくくなります。
また、強風の際も軒下は比較的穏やかな空間となり、窓ガラスが壊れたり、落下物の危険が減ります。
特に梅雨や台風シーズンなど、雨風が強い時期には軒の存在意義が大きくなります。
短い軒では、外壁が雨に直撃されてしまい、壁の劣化が早まるだけでなく、雨音も室内に響き渡ります。一方、軒の深い平屋なら、そういった心配はありません。
・軒の深さが30cm未満・・・雨に外壁が直撃される
・軒の深さが30~60cm・・・ある程度の雨風を防ぐ
・軒の深さが60cm以上・・・かなりの雨風を防ぐことができる
③プライバシー保護
軒の深い平屋は、プライバシー保護の面でも大きな利点があります。深い軒によって家の中が外から見えにくくなるため、住まい手のプライベート空間が守られます。
◎また【軒の深さは気候風土で決める】がとても大切!
軒の深さを決める最も重要な要因は、建物のある地域の気候風土です。
・温暖で雨風が多い地域・・・深い軒が望ましい
・寒冷で雪が多い地域・・・深い軒が望ましい
・乾燥した気候の地域・・・浅い軒でも問題ない
➡佐賀は温暖で雨が多く台風もおおいので1.5m以上の深い軒が望ましいです。
【まとめ】
佐賀は温暖な気候で台風・雨も多いので軒が1.5m以上出ているほうが望ましい。
また、夏は直射日光を防ぎ涼しく、冬は光を中に取り込み暖かく暖房費の節約にもなります。
軒が深いと中が見えにくいためプライバシー保護の観点や軒があると家の個性も出てデザイン性もあがるかと思います。
軒で悩まれている方は気候風土に合わせて軒の深さを適切に設計することがより良い暮らしのお家を建てるポイントとなりそうです。