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「収納は多いほどいい」は本当?片付く家と散らかる家の違い

家づくりのご要望でよく聞くのが、

「とにかく収納をたくさんつくりたい!」

という声です。

今の家で物があふれていたり、子どものおもちゃがリビングに散らかっていたりすると、

「新しい家では収納をたっぷりつくって、いつでもスッキリした家にしたい」

と思いますよね。 

確かに、収納は暮らしやすい家をつくるうえで大切です。でも実は、収納をたくさんつくれば、自然と片付く家になるわけではありません。

〇 収納は十分あるはずなのに、なぜかリビングには物がいっぱい。

〇 大きな収納をつくったのに、結局使っていない。

そんなこともあります。

では、「片付く家」と「散らかりやすい家」は何が違うのでしょうか。今回は、収納の「量」だけではない、暮らしやすい収納の考え方についてご紹介します。

収納は「多さ」より「場所」が大切

例えば、子どもが学校から帰ってきたところを想像してみましょう!

玄関を開けて、

「ただいま!」

ランドセルを持ってリビングへ。

上着を脱いでソファへポン。

ランドセルはダイニングテーブルの横。

帽子は……とりあえず椅子の上。

そして次の日、

「帽子どこー?」

なんてことに。

では、玄関の近くに上着を掛ける場所があって、リビングに入るまでの途中にランドセルを置く場所があったらどうでしょう。

帰ってきた流れの中で、

「脱ぐ」「掛ける」「置く」

が自然にできます。

わざわざ自分の部屋までランドセルを持って行く必要もありません。

つまり大切なのは、収納があるかどうかではなく、「使う場所の近くに収納があるか」です。

大容量の収納を一か所につくるより、小さくても必要な場所に収納がある方が、毎日の片付けはラクになることがあります。

「片付けるために歩く」を減らしてみる

洗濯も同じです。

洗濯機から洗濯物を出して、

外やランドリールームで干して、

取り込んで、

畳んで、

それぞれの部屋まで運ぶ。

毎日のことなので、意外と大変ですよね。もし、洗濯する場所の近くにファミリークローゼットがあれば…?

「洗う→干す→しまう」

までを短い動線で完結できます。

反対に、どれだけ大きなクローゼットがあっても、洗濯する場所から遠ければ、毎日家の中を行ったり来たりすることになります。

収納を考える時には、

「ここに何帖の収納をつくろう?」

だけではなく、

「誰が、いつ、何を、どこで使う?」

まで考えてみることが大切です。

大きな収納が、逆に物を増やすことも?

「収納は多ければ多いほど安心!」

と思ってしまいますが、収納が多いことにも意外な落とし穴があります。

それは、

「入るから、とりあえず取っておこう」が増えてしまうこと。

大きな収納があると、

「いつか使うかもしれない」

「まだ入るから置いておこう」

と、物を残しやすくなります。

気付けば、奥には何年も使っていない物がぎっしり。そして必要な物が見つからなくなり、同じ物を買ってしまう……なんてことも。

もちろん、家族が多かったり、アウトドア用品や季節物が多かったりと、大きな収納が必要なご家庭もあります。大切なのは、収納をとにかく増やすことではなく、

「我が家には何をしまう場所が必要なのか」を考えておくこと。

収納する物が分かれば、必要な広さも見えてきます。

「隠す収納」だけが正解ではありません

せっかく新しい家を建てるなら、

「生活感を出したくない」

「全部隠してスッキリ見せたい」

という方も多いと思います。

もちろん、隠す収納には、空間がスッキリ見えるというメリットがあります。ただ、毎日使う物まで全部隠してしまうと、

「扉を開ける→取り出す→使う→扉を開ける→戻す」

という動作が増えます。ほんの少しの違いですが、毎日となると意外と面倒なもの。

例えば、

毎日使うバッグ。

子どものランドセル。

タオル。

パジャマ。

よく使う文房具。

こうした物は、あえて「すぐ取れる収納」にしておいた方が、戻すハードルが下がることもあります。見せたくない物は隠す。毎日使う物は戻しやすくする。

収納にもメリハリが大切です。

家族全員が「戻せる」収納になっていますか?

もう一つ考えたいのが、

「誰が片付けるのか」

ということです。

収納場所を決めた人にとっては分かりやすくても、家族にとっては分かりにくいことがあります。例えば、子どものおもちゃ。

大人にとっては、「遊び終わったら子ども部屋の収納に戻せばいい」と思うかもしれません。

でも、いつも遊ぶ場所がリビングなら?

毎回たくさんのおもちゃを子ども部屋まで運ぶのは、子どもにとってはなかなか大変です。それなら、リビングの近くに子どもでも簡単に戻せる収納をつくった方が、

「遊んだらここに戻す」

という習慣をつくりやすくなります。収納は、きれいにしまえることだけではなく、

家族みんなが無理なく戻せることも大切です。

「片付けて!」と言う回数が少し減ったら、それだけでも毎日の暮らしはラクになりますよね。

収納を増やす前に、「物が集まる場所」を考えてみる

間取りを考える時は、今の暮らしを一度思い返してみるのもおすすめです。

「いつもどこが散らかっている?」

と考えてみてください。

玄関にバッグが集まる。

ダイニングテーブルに郵便物が集まる。

ソファに上着が置かれる。

キッチンカウンターに学校のプリントがたまる。

実は、散らかっている場所には、

「そこに置きたくなる理由」

があります。

帰宅して最初に通るから。

そこで使うから。

すぐ手に取りたいから。

つまり、その場所の近くに収納をつくれば、わざわざ別の場所へ片付けに行かなくても済むかもしれません。

新しい家の収納を考える時こそ、

「今、どこに何を置いてしまっているか」

を観察してみると、意外なヒントが見つかります。

「収納を増やす」より「片付ける動作を減らす」

収納を考えると、

「何帖必要?」

「棚は何段?」

といった「量」に目が向きがちです。でも、本当に暮らしやすい収納を考えるなら、

「どうしたら片付けるまでの動作を減らせるか」

という視点も大切です。

帰ってきたら、その場でバッグを置ける。

洗濯物を取り込んだら、その近くでしまえる。

料理をしながら必要な物に手が届く。

子どもが遊び終わったら、自分で戻せる。

そんな小さな工夫の積み重ねが、毎日の「片付けなきゃ」を減らしてくれます。

収納が多い家ではなく【自然と物が戻っていく家】。それが、本当の意味で「片付けやすい家」なのかもしれません。

まとめ|収納も「暮らし」から考えてみませんか?

家づくりでは、収納も大切なポイントです。

ただ、

「収納は多い方がいい」

とは限りません。

大切なのは、

✅どこで使って、どこに戻すのか。

✅家族みんなが無理なく片付けられるか

大容量の収納をつくるより、必要な場所に必要な分だけ収納をつくった方が、暮らしやすくなることもあります。

だからこそ、間取りを考える前に、

「朝起きてから何をする?」

「家に帰ったら、まず何をする?」

「洗濯物はどこで干して、どこにしまう?」

そんな毎日の暮らしを、一つずつ想像してみてください。

家づくり無料相談会を開催しています

坂井建設では、家づくり無料相談会を開催しています。

「収納はどのくらい必要?」

「ファミリークローゼットって本当に便利?」

「今の家が散らかりやすいけど、新しい家ではどうしたらいい?」

そんなお悩みも、ぜひお聞かせください。

間取りや設備だけを見るのではなく、ご家族が普段どんな風に暮らしているのかを伺いながら、そのご家族にとっての「片付けやすい家」を一緒に考えていきます。

「収納をたくさんつくる」から一歩進んで、

片付けることに追われなくていい暮らし。そんな家づくりを考えてみませんか?