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あなたは『朝ラク派』?『夜ラク派』?同じ家事ラクでも間取りはこんなに変わります

「家事がラクな家にしたい」

家づくりを考える中で、そう思う方は多いのではないでしょうか。

【洗濯がラクになるランドリールーム】

【家族の服をまとめてしまえるファミリークローゼット】

【キッチンから水まわりへすぐ移動できる家事動線】

どれも、毎日の負担を減らしてくれる便利な間取りです。でも、「家事ラク」と一言で言っても、

〇朝をラクにしたいのか。

〇夜をラクにしたいのか。

それによって、考えたい間取りは少し変わってきます!

今回、まず前提にしたいのが、

朝は、やること自体は夜ほど多くない。でも、とにかく時間がない。

夜は、朝より時間はある。でも、とにかくやることが多い。

という違いです。

例えば、子育て家庭の一日を簡単に並べてみると、

朝は、

起床

洗面

着替え

朝食

子どもの準備

出発

一方、夜は、

帰宅

荷物を置く

台所の片付け+夕食づくり

夕食

お風呂

寝かしつけ

洗濯・片付け・明日の準備

就寝

同じ「家事をラクにしたい」でも、朝と夜では困っていることが違いますよね。

今回は、「朝ラク派」と「夜ラク派」に分けて、それぞれどんな間取りを考えると暮らしやすくなるのかをご紹介します。

朝ラク派が減らしたいのは「時間のロス」

朝は、夕方から夜に比べると家事の種類はそれほど多くありません。

それなのに、なぜあんなにバタバタするのでしょうか。

理由の一つが、

「時間が決まっているから」。

7時30分には家を出たい。

子どもを8時までに送りたい。

自分も仕事に間に合わないといけない。

タイムリミットがある中で、

「靴下どこ?」

「ハンカチがない!」

「今日、体操服いるよ!」

なんてことが重なると、一気に余裕がなくなります。

だから朝ラク派が考えたいのは、

家事を減らすこと以上に、ムダな移動や「探す時間」を減らすことです。

朝の「着替える」を短くする

例えば、朝起きて2階の寝室から1階へ。

顔を洗って、

「あ、服が2階だった」

とまた戻る。

着替えて1階へ降りて、

今度は子どもの靴下を取りにまた別の部屋へ……。

一回一回は数十秒でも、忙しい朝には意外と負担になります。

そこで考えたいのが、洗面と着替える場所の関係です。

例えば洗面室の近くにファミリークローゼットがあれば、

顔を洗う

着替える

そのままLDKへ

という流れをつくることができます。反対に、

「朝は寝室で着替えたい」

という家族なら、無理にファミリークローゼットをつくる必要はないかもしれません。大切なのは、

「ファミクロがあると便利らしい」

ではなく、

「我が家は朝、どこで着替える?」

から考えることです。

「自分で準備できる」も立派な朝ラク

朝の負担を減らす方法は、家事動線を短くすることだけではありません。

子どもが自分で準備できる環境をつくることも一つです。例えば、

ハンカチやティッシュ。

学校に持っていく物。

帽子。

上着。

ランドセル。

こうした物が家のあちこちにあると、

「ママー、○○どこ?」

が増えます。玄関の近くなど、出発までの動線上にまとめておけば子ども自身でも準備しやすくなります。親が全部準備してあげるのではなく…

子どもが自分でできる

それだけでも朝の「やること」は少し減ります。

朝ラク派は「家族の渋滞」も考えてみる

もう一つ、朝ならではの問題があります。それが、

家族が同じ時間に動くこと

家族5人が同じ時間帯に、

顔を洗う。

歯を磨く。

着替える。

朝ごはんを食べる。

出発する。

となれば、家の中で渋滞が起こることがあります。

特に洗面台!

一人が髪を整えている間、後ろで子どもが歯ブラシを持って待っている……。

そんな朝もあるかもしれません。

洗面台の幅を少し広くする。

鏡を広くする。

洗面室と脱衣室を分ける。

家族が同時に使いやすい動線を考える。

こうした工夫も、朝の数分を助けてくれます。

朝ラク派にとって大切なのは、

「何歩短くなるか」だけではなく、

限られた時間の中で家族みんながスムーズに動けるか。

という視点です。

夜ラク派が減らしたいのは「やることの多さ」

一方、夜はどうでしょう。

朝ほど時間に追われない日もありますが、とにかくやることが多い!

仕事から帰ってきて、

荷物を置く。

朝の食器や水筒など台所の片付けをしながら、夕食をつくる。

夕食を食べたら、また片付け。

子どもをお風呂に入れて、

寝かしつけ。

そこから洗濯や片付け。

明日の学校や保育園の準備。

そして、やっと就寝。

「やっと座れる……」

と思ったら、もうこんな時間。そんな日もありますよね。だから夜ラク派の場合は、移動時間を数分縮めること以上に、一つひとつの家事をつなげたり、そもそもやることを減らしたりする間取りが大切になります。

帰宅した瞬間から、夜の家事は始まっています

夜ラクを考えるなら、玄関から始めてみましょう。

帰ってきて、

バッグをリビングに置く。

子どものランドセルもリビング。

上着はダイニングチェアへ。

買ってきた物は、とりあえずキッチンカウンター。

そのまま夕食づくりを始める。

すると夕食後には、

「まずこれを片付けないと……」

という仕事が増えています。

だったら、

玄関近くに上着を掛ける。

ランドセルを置く。

バッグを置く。

買い置きした食品は、そのままパントリーへ。

帰宅してからLDKへ入るまでに物が自然と戻っていくようにすれば、その後の片付けを減らせるかもしれません。

夜ラクは、家事を速くするだけではなく、「後から片付ける」をつくらないこともポイントです。

夕食づくりは「同時進行」を考える

夕方から夜は、一つの家事だけをしている時間が意外と少ないものです。

夕食をつくりながら、

洗濯機を回す。

子どもの宿題を見る。

お風呂を準備する。

翌日の準備をする。

だからこそ、夜ラク派は「同時に何をしているか」を考えてみると、間取りのヒントになります。

例えば、キッチンから子どもが過ごす場所が見える。

キッチンと洗面・ランドリーが行き来しやすい。

ダイニングで宿題をしている子どもに声をかけながら料理ができる。

こうした配置なら、

料理のためにキッチン。

洗濯のためにランドリー。

子どものためにリビング。

と、それぞれを何度も行き来する負担を減らせます。

夜ラク派こそ「洗濯をどこまでやる?」を考える

夜の家事の中でも、負担になりやすいのが洗濯です。

洗う。

干す。

取り込む。

畳む。

しまう。

全部やろうとすると、意外と工程が多いですよね。

だから、

乾燥機を使う。

室内干しを中心にする。

ハンガーのまま収納する。

家族の衣類を一か所にまとめる。

など、

「我が家はどこまでやる?」

を決めておくのも一つです。

例えば、

ランドリールームの隣にファミリークローゼットをつくり、

洗う→干す→しまう

までを一か所でできれば、夜に洗濯物を持って家中を移動する必要がありません。

さらに、

「畳むのが嫌!」

なら、掛ける収納を増やす。

家事ラクは、

頑張って効率よく家事をこなすことだけではなく、

やらなくてもいい家事をつくることでもあります。

寝かしつけ後に「もう一仕事」を残さない

子育て中の夜で大変なのが、寝かしつけ。

一緒に布団に入って、

「寝たら洗濯物を片付けよう」

「明日の準備もしないと」

と思っていたのに、そのまま寝落ち……。

経験がある方も多いのではないでしょうか。

だからこそ、夜ラク派なら、

寝かしつけ後に家事を残さない仕組みも考えたいところです。

子どもの翌日の準備を帰宅動線上で済ませる。

お風呂に入る流れで洗濯物をまとめる。

夕食の片付けと並行して洗濯を進める。

家族が自分の物を自分で戻せる収納にする。

寝かしつけまでに、できるだけ家事が終わっている。

そうなれば、

「子どもが寝た後が、もう一回家事の時間」

ではなく、

自分の時間にできるかもしれません。

あなたは「朝ラク派」?それとも「夜ラク派」?

ここまで読んで、

「うちは絶対、朝!」

という方もいれば、

「いや、夜をどうにかしたい!」

という方もいると思います。

もちろん、両方ラクにできるのが理想です。でも、家の広さにも予算にも限りがあります。

全部の人気間取りを取り入れることが、必ずしも正解とは限りません。だからこそ、朝と夜、どちらをもっとラクにしたい?と考えてみる。

朝ラク派なら、「時間のロス」を減らす。

夜ラク派なら、「やること」を減らす。

そう考えると、自分たちに本当に必要な間取りが少し見えやすくなります。

家事ラクの正解は、家族によって違います

同じ子育て家庭でも、

朝7時に家族全員が出発する家。

出勤時間がそれぞれ違う家。

夕食は家族みんなで食べる家。

帰宅時間がバラバラな家。

洗濯は朝する家。

夜する家。

乾燥機を使う家。

外に干したい家。

暮らし方は、それぞれ違います。

だから、

「家事ラクならこの間取り」という一つの正解もありません。

大切なのは、人気の間取りを取り入れることではなく、今の暮らしの中で、

「朝、何に時間を取られている?」

「夜、何が一番面倒?」

を考えてみること。

そこから間取りを考えることで、本当に自分たちに合った家事ラクが見えてきます。